久野耳鼻咽喉科クリニック|日曜診療|カラフルタウン岐阜1F

岐阜県岐阜市のカラフルタウン岐阜にある、久野耳鼻咽喉科クリニックです。 日曜診療、祝日診療を行っています。赤ちゃんからお年寄りまで、気軽にかかれる身近な耳鼻科です。花粉症・慢性鼻炎に対するレーザー治療も行っています。

病気のお話

小児中耳炎とプール

こんにちは、院長の久野です。
プールの時期になり、お子様が病気の際に入っていいか迷う事もあろうかと思います。

中耳炎は多くの場合、感冒により鼻やのどに感染を起こし、
耳管(耳抜きの際に開く管で、鼻の奥と鼓膜の内部をつないでいる)を経由して
鼓膜の中の空間(鼓室といいます)に炎症を生じます。
通常耳に水が入っても、鼓膜が壁となっており、中耳炎を生じません。
しかし、潜水すると鼻の中に細菌やウイルスによる感染を起こし、中耳炎の原因となりえます。

耳が痛い又は閉塞感があるなどの症状があれば中耳炎の疑いがあるため、
潜水を控えて、中耳炎かどうかの診断を受けると良いでしょう。
小さなお子様は潜水せず、水遊び程度だと思いますので、基本的には問題ないと思います。

急性中耳炎は順調にいけば2週間程度で治りますが、
滲出性中耳炎(詳細は2015/7/17ブログ参照)のような慢性化した中耳炎では
治癒するの待っているとプールに入る事が困難になるので、
主治医と相談されるとよいと思います。

ちなみに当クリニックでは、滲出性中耳炎を発病していても潜水希望の方は、
中耳炎悪化の可能性をご了解の上、週1回の潜水は許可しております。
但し、耳痛や発熱がある方は控えた方が良いと考えます。




春の耳鼻科疾患

みなさん、こんにちは。院長の久野です。
今回は春の耳鼻科関連疾患をお話させていただきます。

まずは花粉症(季節性アレルギー性鼻炎)です。
2008年のデータで日本人の約4割が花粉症(アレルギー性鼻炎自体は約5割)とかなり多いです。
最近気温の上昇もあり、花粉飛散量がかなり増えております。
今シーズンのスギ花粉飛散は例年よりやや多いと言われており、是非外出時マスク着用して下さい。
鼻水・くしゃみ・鼻づまり・眼のかゆみだけでなく、
耳やのど・皮膚のかゆみ、乾いた咳を生じる場合があります。
PM2.5や黄砂などによる大気汚染で症状が悪化します。

続いて感染症です。
アデノウイルスによる感染症が夏にかけて増えてきます。
主に2~5歳児にみられ、高熱・結膜炎(はやり目)・のどの痛みなどを生じます。
溶連菌感染は冬期が多いですが、初夏にかけてしばしばみられます。
主に4歳以上にみられ、強いのどの痛み・高熱・発疹などを生じます。

最後にめまいです。
春になると冬期を終えて気温が上昇し、環境が変化します。
環境の変化やストレスなどにより自律神経の乱れが生じ、立ちくらみの様なめまいなどを生じます。
また、花粉症の悪化により、集中力の低下や頭痛を起こり、
ボーっとする様なめまいを生じる場合があります。

以上大まかな説明になりましたが、参考にしていただけたら幸いです。

外耳炎について

こんにちは。院長の久野です。

今回は外耳炎についてお話させていただきます。

外耳とは耳介(外から見える部分)と外耳道(耳介から鼓膜まで通じる音の通り道)からなります。
外耳炎の多くは、耳そうじにより外耳道を傷つけて、傷から感染を引き起こす事で生じます。

まずはじめに、耳そうじはどの位の頻度で行えばよいのでしょうか?
基本的には必要ありませんが、
湿り気の強い耳あかの方は週1回程度風呂上りに綿棒で外耳道の入口をなでるようにして、
耳あかをからめ取るのが良いと思います。
耳そうじを頻回にされる方やアトピー体質の方などは皮膚表面が充分に保護されておらず、
皮膚のかゆみや痛みを生じやすくなります。

耳介の周囲に痛みが生じる場合(特に痛みで開口しづらい場合やくびまで痛み・
腫れがある場合は要注意!)外耳炎が悪化し、痛みがかなり強くなりますので受診して下さい。
その他注意を要する場合として、耳の中の強い痛みやかゆみがあれば、
外耳道真菌症といって、真菌(カビ)による炎症を起こしている可能性があります。
真菌症になると自然治癒は困難で、耳鼻科で処置を受けて、真菌を排除する必要があります。

耳のつまり(耳閉感)について

皆さんこんにちは、院長の久野です。
今回は耳のつまり(耳閉感)についてお話させて頂きます。
皆さんもたまに生じても、すぐに治って様子見る事が多いと思います。
すぐに治るものは、ほとんどの場合問題ないです。
一時的に耳抜きが出来ない、などの原因が考えられます。

もし治らない場合、主に①耳あか②中耳炎③急性難聴の3つが考えられます。
①耳あか
耳に水が入った後、耳掃除の後などに生じます。
大きな耳あかが耳の奥に移動して栓をする様になり、耳閉感を生じます。
その状態では自然に治る可能性が低いので、受診して耳あかを取る必要があります。
②中耳炎
鼻水・鼻づまりなど鼻症状がある時に鼻を強くかんだ後などに起こります。
その他飛行機や潜水などによる気圧・水圧の上昇に対して耳抜きが出来ない場合があります。
中耳炎当初は痛みも伴う事が多いです。後述する難聴では痛みを生じません。
③急性難聴
文字通り、急に起こる難聴ですが、これが一番注意を要します。
耳閉感のみであまり難聴を自覚しない場合は低音部のみ聴力が低下している可能性が高いです。
急性低音部難聴は自然に治癒する事が多いと言われており、ストレスや自律神経の乱れなどが原因と考えられます。めまいを伴う事もあり、一旦難聴が治っても、再発する事がしばしばあります。
一方、強い難聴や耳鳴がある場合、突発性難聴の可能性があります。前兆がなく、突然起こります。
原因不明ですが、ウイルス感染や耳の循環不全などが原因と言われております。
なるべく早期の治療が必要となります。出来れば2日以内に治療開始するのが望ましいです。
2週間以上放置すると治療効果が期待出来ません。完治するのが約1/3と言われております。

まとめとして、最重要点を申し上げます。
「耳閉感が自然に治らない場合、2日以内に耳鼻科受診が望ましい」です。

おたふくかぜについて

皆さんこんにちは。院長の久野です。

今回はおたふくかぜについてお話しさせていただきます。
ムンプスウイルスというウイルスによる感染症です。
患者の唾液などから空気もしくは接触により感染し、
感染後2~3週後発症します。

両耳の前方に耳下腺、両あごの下に顎下腺という唾液腺(唾液を出す組織)があり、
耳下腺と顎下腺の両方もしくはどちらか一方が腫れますが、大半は少なくとも耳下腺が腫れます。

感冒症状の後に耳の前が腫れ、周囲でおたふくかぜが流行していれば可能性が高いです。
片側の耳下腺が腫れ、2~3日遅れてもう一方が腫れる事が多いですが、
片側のみで治る場合もあります。
唾液腺が腫れて5日経過し、かつ体調が回復するまで自宅安静が必要です。

ほとんどの場合、後遺症もなく発症1週間程度で治りますが、
まれに高度の難聴(多くは片側で、頻度は0.1~1%程度)を生じ、しかも回復が困難であるため、
おたふくかぜにかかった事がない、もしくは不明な方はワクチンによる予防をお勧めします。

おたふくかぜにかっかた事があるかは血液検査(自費)で確認可能です。
【公式サイト】久野耳鼻咽喉科クリニック
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