久野耳鼻咽喉科クリニック|日曜診療|カラフルタウン岐阜1F

岐阜県岐阜市のカラフルタウン岐阜にある、久野耳鼻咽喉科クリニックです。 日曜診療、祝日診療を行っています。赤ちゃんからお年寄りまで、気軽にかかれる身近な耳鼻科です。花粉症・慢性鼻炎に対するレーザー治療も行っています。

病気のお話

おたふくかぜについて

皆さんこんにちは。院長の久野です。

今回はおたふくかぜについてお話しさせていただきます。
ムンプスウイルスというウイルスによる感染症です。
患者の唾液などから空気もしくは接触により感染し、
感染後2~3週後発症します。

両耳の前方に耳下腺、両あごの下に顎下腺という唾液腺(唾液を出す組織)があり、
耳下腺と顎下腺の両方もしくはどちらか一方が腫れますが、大半は少なくとも耳下腺が腫れます。

感冒症状の後に耳の前が腫れ、周囲でおたふくかぜが流行していれば可能性が高いです。
片側の耳下腺が腫れ、2~3日遅れてもう一方が腫れる事が多いですが、
片側のみで治る場合もあります。
唾液腺が腫れて5日経過し、かつ体調が回復するまで自宅安静が必要です。

ほとんどの場合、後遺症もなく発症1週間程度で治りますが、
まれに高度の難聴(多くは片側で、頻度は0.1~1%程度)を生じ、しかも回復が困難であるため、
おたふくかぜにかかった事がない、もしくは不明な方はワクチンによる予防をお勧めします。

おたふくかぜにかっかた事があるかは血液検査(自費)で確認可能です。

のどの痛みについて

こんにちは、院長の久野裕規です。
最近は一日なかでの寒暖差があり、体調を崩しやすい時期です。
体が冷えないようにして睡眠をとる事をお勧めします。
今回は「のどの痛み」についてお話させて頂きます。
どのような場合に注意を要し、受診すべきかを説明させて頂きます。

かぜ(ウイルスによる鼻やのどの炎症)におけるのどの痛みに鼻水・咳・倦怠感などが伴い、
通常数日で治っていきます。のどの痛みはそれほど強くなく、通常食事をとることが可能です。
しかし、以下に示す①扁桃炎、②扁桃周囲炎、③急性喉頭蓋炎 
になると食事が困難になる事があり、注意が必要です。

①扁桃炎(いわゆる「扁桃腺」の炎症です)
扁桃とは、のどに存在し、ウイルスや細菌などに対して免疫機能を果たします。
扁桃はいくつかの部位に存在しますが、一般的には口蓋垂(いわゆる「のどちんこ」)の
両わきにある楕円~円形の突起物である「口蓋扁桃」を指します。
扁桃炎では扁桃が赤く腫れて・膿が付いて、飲み込みにくくなります。
原因となる細菌として、溶血性連鎖球菌(以下「溶連菌」)が代表的です。
溶連菌は2~3日程度で伝染するため、1日程度の自宅安静が必要です。
抗生物質がよく効きますが、再発する事がしばしばありますので、
しっかり薬を服用する事が重要です。
周囲で溶連菌の流行、家族に高熱(38度以上)・強いのどの痛みの方がいる場合は疑わしいです。
また、扁桃炎を反復している場合、慢性的に細菌が存在しており、
発症時に抗生物質が必要な事が多いです。
その他はウイルスによるものが多く、かぜに準じた対応となります。

②扁桃周囲炎
炎症が扁桃を越えて、周囲に及んだ状態です。
口が開けにくい、のどやくびが腫れて痛い場合に強く疑われます。
この状態になると自然治癒は難しく、抗生物質による治療をしないと更に悪化する可能性があります。
悪化すると扁桃の周囲に膿がたまり(扁桃周囲膿瘍と言います)、
腫れや痛みにより食事困難となります。
通常、腫れた扁桃の周囲を切開して膿を出さないと改善しません。

③急性喉頭蓋炎
喉頭蓋とは、舌の付け根の更に下にある弁のようなもので、
食事が気管に入らないようにする役目を果たしております。
その部位が感染を起こして腫れると、のどの奥が詰まって食事がとりにくくなります。
数時間単位で腫れが急激に悪化し、呼吸困難を来たる可能性がある危険な疾患です。
内科などの他の診療科で口の中を見てもらったが特に異常を指摘されないにも関わらず、
食事が困難な場合、この疾患の可能性が高いので、耳鼻科を受診する必要があります。

めまいについて

こんにちは、院長の久野裕規です。
今回はめまいについてお話させて頂きます。

一口にめまいといっても、
「眼の周りが回るような(以後、回転性)」「ふらふら感(以後、浮遊性)」
「気が遠くなるような」など様々なめまいがあり、
原因となる病因は多岐にわたり、全てを申し上げるのは困難なため、
①代表的な耳からくるめまいと、②危険なめまいについて申し上げたいと思います。
耳には三半規管といって、頭の動きを感知するところがありまして、
その異常により回転性めまいを生じます。
しかし、めまいが軽くなると浮遊性めまいとして感じます。
①として2つ挙げます。
<良性発作性頭位めまい症>
耳が原因とめまいとして最も多いです。
三半規管に耳石と呼ばれる異物が入り、頭を動かした際に耳石が動くことで神経を刺激し、
回転性めまいを生じます。
特徴としては、頭を動かした時のみ生じ、めまいは30秒程度と短時間で治まります。
難聴や耳鳴りなど、きこえに関わる症状を通常伴いません。
<メニエール病>
回転性めまいと難聴を反復する疾患で、ストレスや天気・気圧などとの関連が強い傾向にあります。
例えば、しばらく仕事が忙しかった、几帳面な性格、くもりの日、などです。
上記と異なり、めまいの発作時は1時間以上回転性めまいが続き、起き上がれない状態になります。
通常低音の聴力が低下し、耳がふさがった感覚や耳鳴りを伴います。
薬による治まっていきますが、めまいの起こす頻度は患者さんにより様々です。

②として脳梗塞・脳出血などの脳卒中があります。
異常を来たした脳の部位によって症状が異なりますが、
意識低下、呂律が回らない、片側の顔面の麻痺・しびれ、ひどい頭痛などです。
めまいに上記の症状が伴う場合は脳卒中の可能性が高く、
すぐに救急病院に受診する必要があります。
一過性脳虚血発作といって、一時的に脳の血流が低下し、
上記の様な症状が生じたものの治まった場合、
その後脳梗塞を来たす可能性が高いと言われておりますので、
神経内科や脳神経外科に早期の受診が必要です。

鼻出血の対処法

こんにちは、院長の久野 裕規です。
そろそろ温かくなる予報もあり、スギ花粉飛散量が増えてくると予想されます。
毎年スギ花粉症の症状がある方々は早めの治療がお勧めです。

鼻水・くしゃみなどにより「はなぢ」(正式には鼻出血と言います)が出やすいですが、
出血が多い場合の対処法をお教えしたいと思います。
「鼻中隔」という両鼻を左右に分ける骨があり、その骨の表面に細かい血管が走っています。
鼻かみ・鼻こすり等により摩擦が生じ、血管を傷つける事により出血します。
その摩擦は鼻の入口にかかりやすいので、出血もその場所から生じる事が大半です。

①鼻出血を生じた側の鼻の穴を人差し指で横から中央に向けて圧迫します。
人差し指の腹で骨(つまり鼻中隔)をしっかり圧迫するのが大事です。
少なくとも5分程度続けて下さい。
両目の間の辺りをつまんで圧迫するのは効果がないです!
②寝ると鼻への血流が増え、より出血しやすくなるので、体を起こした状態にして下さい。
③顔をやや下に向けて、のどに降りた血液を口から出して下さい。
上を向くのは、血液を飲み込んで気持ち悪くなりやすいので避けて下さい!

以上の対処を大体20分以上程度行っても全く出血が治まらず、
特にあふれてくる位出血が多い場合は、耳鼻科(難しい場合は病院の救急)で応急処置を受ける事をお勧めします。

副鼻腔炎について

みなさんこんにちは。
今回は副鼻腔炎(いわゆる蓄膿症)についてお話させて頂きます。
多くの場合、かぜをきっかけに発症します。
かぜでは当初水の様な鼻汁(はなみず)ですが、そのうち黄色の鼻汁となり、治っていきます。
黄色鼻汁はウイルスや細菌の死骸が膿として出たもので、かぜの治りかけで生じます。
しかし、かぜは数日程度で治りますので、発症後1週間以上たっても黄色鼻汁が出たり、頻繁に鼻汁がのどの方に下りてきたり、顔面(眼の周りや上の歯の辺り、額など)の痛みを生じたりしたら、急性副鼻腔炎が疑われます。副鼻腔炎の程度にもよりますが、2週間程度の治療で治癒します。痛みは治療により1週間以内で消失する事が多いですが、後鼻漏(鼻水がのどに下りる)が残る場合は治癒していない可能性が高いです。
副鼻腔炎は急性のうちは容易に治療できますが、これを放置して慢性に移行してしまうと、完全な治療はなかなか困難です。従来は細菌感染による副鼻腔炎が大半でしたが、近年はアレルギー性鼻炎が関与する事も多くなっております。慢性副鼻腔炎により後鼻漏などの症状がある場合、少量の抗生物質を長期間投与する治療を中心に行い、3ヶ月以上治療しても改善しない場合、根本的な治療として手術が検討されます。しかし、気管支喘息が持病の患者さんのなかには、手術しても再発を繰り返す難治性のタイプもあります。痰がからむ(特に寝ているとき)が続く場合、慢性副鼻腔炎による後鼻漏が原因の可能性もありますので一度耳鼻科にご相談下さい。

【公式サイト】久野耳鼻咽喉科クリニック
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