こんにちは、院長の久野裕規です。
今回はめまいについてお話させて頂きます。
一口にめまいといっても、
「眼の周りが回るような(以後、回転性)」「ふらふら感(以後、浮遊性)」
「気が遠くなるような」など様々なめまいがあり、
原因となる病因は多岐にわたり、全てを申し上げるのは困難なため、
①代表的な耳からくるめまいと、②危険なめまいについて申し上げたいと思います。
耳には三半規管といって、頭の動きを感知するところがありまして、
その異常により回転性めまいを生じます。
しかし、めまいが軽くなると浮遊性めまいとして感じます。
①として2つ挙げます。
<良性発作性頭位めまい症>
耳が原因とめまいとして最も多いです。
三半規管に耳石と呼ばれる異物が入り、頭を動かした際に耳石が動くことで神経を刺激し、
回転性めまいを生じます。
特徴としては、頭を動かした時のみ生じ、めまいは30秒程度と短時間で治まります。
難聴や耳鳴りなど、きこえに関わる症状を通常伴いません。
<メニエール病>
回転性めまいと難聴を反復する疾患で、ストレスや天気・気圧などとの関連が強い傾向にあります。
例えば、しばらく仕事が忙しかった、几帳面な性格、くもりの日、などです。
上記と異なり、めまいの発作時は1時間以上回転性めまいが続き、起き上がれない状態になります。
通常低音の聴力が低下し、耳がふさがった感覚や耳鳴りを伴います。
薬による治まっていきますが、めまいの起こす頻度は患者さんにより様々です。
②として脳梗塞・脳出血などの脳卒中があります。
異常を来たした脳の部位によって症状が異なりますが、
意識低下、呂律が回らない、片側の顔面の麻痺・しびれ、ひどい頭痛などです。
めまいに上記の症状が伴う場合は脳卒中の可能性が高く、
すぐに救急病院に受診する必要があります。
一過性脳虚血発作といって、一時的に脳の血流が低下し、
上記の様な症状が生じたものの治まった場合、
その後脳梗塞を来たす可能性が高いと言われておりますので、
神経内科や脳神経外科に早期の受診が必要です。
今回はめまいについてお話させて頂きます。
一口にめまいといっても、
「眼の周りが回るような(以後、回転性)」「ふらふら感(以後、浮遊性)」
「気が遠くなるような」など様々なめまいがあり、
原因となる病因は多岐にわたり、全てを申し上げるのは困難なため、
①代表的な耳からくるめまいと、②危険なめまいについて申し上げたいと思います。
耳には三半規管といって、頭の動きを感知するところがありまして、
その異常により回転性めまいを生じます。
しかし、めまいが軽くなると浮遊性めまいとして感じます。
①として2つ挙げます。
<良性発作性頭位めまい症>
耳が原因とめまいとして最も多いです。
三半規管に耳石と呼ばれる異物が入り、頭を動かした際に耳石が動くことで神経を刺激し、
回転性めまいを生じます。
特徴としては、頭を動かした時のみ生じ、めまいは30秒程度と短時間で治まります。
難聴や耳鳴りなど、きこえに関わる症状を通常伴いません。
<メニエール病>
回転性めまいと難聴を反復する疾患で、ストレスや天気・気圧などとの関連が強い傾向にあります。
例えば、しばらく仕事が忙しかった、几帳面な性格、くもりの日、などです。
上記と異なり、めまいの発作時は1時間以上回転性めまいが続き、起き上がれない状態になります。
通常低音の聴力が低下し、耳がふさがった感覚や耳鳴りを伴います。
薬による治まっていきますが、めまいの起こす頻度は患者さんにより様々です。
②として脳梗塞・脳出血などの脳卒中があります。
異常を来たした脳の部位によって症状が異なりますが、
意識低下、呂律が回らない、片側の顔面の麻痺・しびれ、ひどい頭痛などです。
めまいに上記の症状が伴う場合は脳卒中の可能性が高く、
すぐに救急病院に受診する必要があります。
一過性脳虚血発作といって、一時的に脳の血流が低下し、
上記の様な症状が生じたものの治まった場合、
その後脳梗塞を来たす可能性が高いと言われておりますので、
神経内科や脳神経外科に早期の受診が必要です。