みなさん、こんにちは。院長の久野です。
今回は春の耳鼻科関連疾患をお話させていただきます。

まずは花粉症(季節性アレルギー性鼻炎)です。
2008年のデータで日本人の約4割が花粉症(アレルギー性鼻炎自体は約5割)とかなり多いです。
最近気温の上昇もあり、花粉飛散量がかなり増えております。
今シーズンのスギ花粉飛散は例年よりやや多いと言われており、是非外出時マスク着用して下さい。
鼻水・くしゃみ・鼻づまり・眼のかゆみだけでなく、
耳やのど・皮膚のかゆみ、乾いた咳を生じる場合があります。
PM2.5や黄砂などによる大気汚染で症状が悪化します。

続いて感染症です。
アデノウイルスによる感染症が夏にかけて増えてきます。
主に2~5歳児にみられ、高熱・結膜炎(はやり目)・のどの痛みなどを生じます。
溶連菌感染は冬期が多いですが、初夏にかけてしばしばみられます。
主に4歳以上にみられ、強いのどの痛み・高熱・発疹などを生じます。

最後にめまいです。
春になると冬期を終えて気温が上昇し、環境が変化します。
環境の変化やストレスなどにより自律神経の乱れが生じ、立ちくらみの様なめまいなどを生じます。
また、花粉症の悪化により、集中力の低下や頭痛を起こり、
ボーっとする様なめまいを生じる場合があります。

以上大まかな説明になりましたが、参考にしていただけたら幸いです。